ブラックジャックで実践で役立つ技術をご紹介

ブラックジャックは運のゲームではない

 

ブラックジャックはカードゲームの中でも世界的にも人気があり、多くのファンがいるゲームです。スピード感が早く、短時間で勝負を決定すること、自分でアクションを選べることが人気のゲームです。ルールも地域やゲームによって、本場ブラックジャックの「亜種」ともいえるルールが存在し、それによって多少、ゲーム性が違いますが、基本は「21」に近づけ、親となるハウス側のディーラーとアクションとベッティングを決められるプレイヤーが対決する図式です。

 

簡単な運のゲームと考えられていますが、MIT在学中の学生がラスベガスで大稼ぎをして、現在は「カウンティング」という技法が禁止されています。これはブラックジャックが「運」ではなく、数学的な実力を介在するゲームであることを物語っています。

 

もちろん、麻雀などでも残りの山から、残りの有効牌や上がり牌を読むのは上等手段でありますが、そこから期待値や、常に山にどのような札が残っているのか記憶、計算することは至難の業です。MITは数学の天才が集まる集団であり、ブラックジャックにもそのような共通点があることを物語っており、決して運ではないといえるでしょう。

 

ブラックジャックと日本の「おいちょかぶ」の共通点

 

 

一見すると日本でいえば「おいちょかぶ」に似たルールとなっていますが、実はそう単純なものではありません。まず、「おいちょかぶ」と共通している点と違う点について考察してみましょう。日本では「かぶ」で人気があり、親と子が対決し、9に近いハンドが勝ちとなるゲームがかぶです。

 

ブラックジャックとおいちょかぶは、まず10の札を使うところにあります。ただし、おいちょかぶは11、12月の霧、雨の札を抜いてしまい、純粋に10種類でプレイをします。その点、ブラックジャックはジョーカーを除いた全てのカードを使用します。違うのは絵札は10点としてしまい、ジャック、クイーン、キングに差がないことです。

 

共通しているのは、プレイヤーが「ベッティング」で自分で賭けるチップの枚数を決められることです。これは、自分が勝負どころだと思ったとき、大きく張れる、という強みがあります。しかし、おいちょかぶは場に自分がかけてよい札が3枚から7枚程度が配られ、そこにおのおのがベットすることになりますが、それ以外は配った札は再度、配りなおしというルールになっています。

 

その点、ブラックジャックでは、自分で残りのカードを推察し、有利になったときにベッティングをできることを考えると、おいちょかぶよりもプレイヤー側に有利なゲームといえます。実際には、かなり高度な記憶力と数学の力を用いるものの、歴然と運ではなく、実力が介在するゲームです。

 

カウンティングは純粋な数学

 

麻雀プロの中には「山を読む」といい、残りの山にどのような牌が眠っているのか推察するプレイヤーがいます。これと同様にブラックジャックでも残りの配られていないカードを予想すれば、当然、自分が有利な立場にいるか判断できることになります。

 

ブラックジャックでプレイヤーにとって、最も有利なカードは「A」です。これはブラックジャックが2、5倍付けを受けられる恩典があることや、バーストになる確率が低く、ヒッティングができる、倍がけができる「ダブルダウン」のチャンスを受けられる点などがあります。

 

このような点を考えると、現在はカジノでは禁止されている「カウンティング」は実は純粋な記憶力と数学の力があれば、ある程度、対応できることになります。カウンティングは決して簡単な技術ではありませんが、修練すればある程度はできるようになります。

 

純粋な数学の予想があるブラックジャックは、実は玄人好みのゲームです。カードも複数デッキを使うため、記憶も困難ですが、ある程度パターン化しているため、状況に応じて判断することができる点がゲームをより分かりやすくしています。