マカオのカジノが熱い!ラスベガスをも凌ぐマカオのカジノとは

マカオのカジノと言えば、グランド・リスボンを運営するSJMホールディングスの創設者であるスタンレー・ホー氏です。マカオのカジノ経営権の半分を握り、一時期は独占していたことからマカオのカジノ王、マカオの盟主、ギャンブルの帝王とも呼ばれています。カジノと言えばラスベガスをイメージする人も多いでしょう。ですが、現在世界で最も売上を上げているのがマカオのカジノです。

 

■マカオのカジノ収益は桁違い!?

 

カジノの収益と聞いても日本人はイマイチピンと来ないのですが、ラスベガスの年間の収益が約5,000億円ほどです。これに対してなんとマカオの全体のカジノの収益は約2兆円にもなり、桁違いの収益を上げています。もちろんカジノ街の規模はラスベガスの方が大きいので、規模と収益を比較してもマカオのカジノのすごさがわかります。

 

▲香港、マカオはカジノに特化した街

 

カジノ=ラスベガスと思う人も多いのですが、実はラスベガスはサーカスや舞台などカジノ以外にエンターテイメントが豊富でエンターテイメントの収益が高いのが特徴です。カジノへの依存度も低い傾向にあります。これに対してマカオには1つのホテルに5万平方メートルもあるカジノスペースがあったりと、カジノメインのホテルも多くあり、カジノに特化した街と言えます。

 

■マカオのカジノの特徴

 

マカオのカジノは24時間営業で、もちろん日本人も渡航して利用することができ入場料は無料です。ただし、21歳未満は入場することができずパスポートなど年齢を証明できるものを提示する必要があります。

 

▲マカオのカジノの客層で大部分を占めるのが中国人

 

マカオのカジノには世界中から多くの観光客が訪れていますが、中でも多いのが中国からの観光客です。英語の他に広東語が共通の言語になっているので、マカオのカジノで遊ぶ際には少しだけ身につけておくのもよいでしょう。また日本のカジノ構想では日本人は入場禁止という案が提示されたことで話題になりましたが、マカオのカジノはラスベガスと同じように自国民にも許可をしているので、地元民が多く出入りしているカジノもあります。

 

■おすすめのマカオカジノ

 

▲マカオを言えばリスボア

 

マカオのカジノホテルでおすすめといえば、ホテル・リスボアやグランド・リスボア・マカオです。ホテル・リスボアは1970年に建てられたマカオ市内にある老舗のカジノホテルで、マカオに中心街にあることからランドマーク的な存在でもあります。大衆的なカジノとして愛される存在であり、日本人ももちろん利用することができます。立地条件がよく、大人の社交場の雰囲気を体感することができるカジノホテルです。

 

グランド・リスボア・マカオは2007年に館内のレストランやカジノがオープンし、翌年の2008年にホテル部分がオープンしました。マカオで2番目の高さを誇るリゾートホテルであり、58階建てのホテルは蓮をイメージしたスタイリッシュでゴージャスな構造になっています。夜には50万個のネオンでライトアップされ、マカオの夜をより一層幻想的にします。グランド・リスボア・ホテルのカジノは8階層で構成されており、大規模なカジノフロアになっています。

 

▲イタリアのベネチアをモデルに建設されたカジノホテル

 

世界でも有数のカジノ企業であるラスベガスのラスベガス・サンズがマカオで運営しているのがザ・ヴェネチアン・マカオリゾートです。水の都と呼ばれるイタリアのベネチアをモデルに建設されたカジノホテルで、世界最大のカジノ面積を持つホテルです。カジノの面積はなんと東京ドーム一個分にもなり、2,000台のスロットや1400台のゲーミングテーブルなどがあります。初心者でも気軽にカジノを楽しむことができるカジノホテルで、日本人の利用客も多いです。

 

 

カジノ業界をリードする世界のカジノ企業

現在、日本で議論されているのがIR実施法案であり、このIR実施法案の目玉となっているのがカジノ構想です。世界にはカジノが合法で、実際に日本人も渡航してカジノを楽しむことができる国々も多いのですが、このカジノ業界を牽引しているのがカジノ企業です。日本ではこれまでカジノが存在しなかったことから、あまり馴染みのないカジノ企業ですが、カジノの設置が具体的になりつつある今、世界のカジノ企業も日本に参入してくる可能性も高くなるのではないでしょうか。そこで世界各地でカジノを展開している有名なカジノ企業を紹介します。

 

■業界シェアNO.1を誇る、ラズベガスのカジノ企業

 

世界のカジノ企業の中でも、業界シェアNO.1を誇るのがアメリカのラスベガスに本社があるラスベガス・サンズです。ベネチアンホテル、マリーナベイ・サンズなどのカジノホテルの名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

▲日本人にも人気のマリーナベイ・サンズ

特にシンガポールのマリーナベイ・サンズは日本でも人気でシンガポールを象徴するリゾートホテルです。57階建ての高層ビル3棟が屋上で連結されたユニークな構造は日本でもテレビCMなどで登場したことで一躍有名になりました。

 

マリナーベイ・サンズを運営するラズベガス・サンズは現在のアメリカ合衆国大統領であるドナルド・トランプ氏の大統領選挙期間の最大の援助企業としても有名で、トランプ氏と日本の安倍総理の会談でも日本のカジノ構想を早期にスタートさせることが話し合われており、世界一のカジノ企業として日本のカジノ開発に向けて日本事務所を開設すると既に発表しています。

 

■ラスベガス最大のカジノホテル数を誇るカジノ企業

 

噴水ショーで有名なベラージオを中心にアメリカのラスベガスや香港のマカオなどにカジノホテルを展開するのがMGMリゾーツです。MGMリゾーツはアメリカの大手カジノ企業の1つで、ラスベガス最大のカジノホテル数を誇る企業です。ベラージオの他にはMGMグランドやザ・ミラージュ、ニューヨーク・ニューヨーク、モンテカルロ、MGMグランド・マカオなどがあります。カジノ企業ですが、カジノの他にも会議室やカンファレンス・スペース、ホテルやレストランなどを運営するグローバルエンターテイメント企業であり、すでにMGMリゾーツは日本に本社、支社を設置しています。大阪府のカジノ構想では大阪湾の人工島の夢洲が最有力候補地になるとMGMリゾーツのCEOであるジェームス・ムーレン会長兼最高責任者が大阪での事業説明会で宣言しており、世界のカジノ業界を牽引する企業の1つとして日本のカジノ実施法案にも大きな影響を与えています。

 

■マカオのカジノ王が運営する企業

 

マカオのカジノと言えば、グランド・リスボアをイメージする人も多いのではないでしょうか。このグランド・リスボアを運営するのがSJMホールディングスです。グランド・リスボアの他にもゴールデン・ドラゴンやリスボア・マカオ、エンペラー・パレスなどを展開しています。中でも蓮をイメージした斬新なカジノホテルであるグランド・リスボアは日本のメディアなどでも多く取り上げられているので知っているという人も多いです。

 

SJMホールディングスの創設者であるスタンレー・ホー氏はギャンブルの帝王、カジノ王と呼ばれ、1960年代からマカオのカジノ経営権を独占してきました。現在は規制が緩和されたことで独占権を失っていますが、それでも営業許可証の半分を所有しており、スタンレー・ホー氏個人の資産総額はマカオのGDPの約1/3を構成すると言われているほどです。現在はスタンレー・ホー氏が高齢のため娘のパンジー・ホーが継いでいます。カジノ企業と言えばアメリカ、ラスベガスの企業が注目されることも多いですが、香港、マカオのSJMホールディングスも日本のカジノ構想に注目しています。

韓国カジノは日本人にも人気!!韓国カジノの遊び方

日本からの利用者も多い韓国カジノの魅力とは??人気のカジノや韓国カジノのルール、カジノに持っていく予算やゲームの種類など、韓国カジノを初めて体験するという人に韓国のカジノの遊び方を紹介します。韓国カジノを楽しむ際に是非参考にしてください。

 

韓国なら日本からわずか2,3時間程度で遊びに行くことができます。韓国料理を堪能したり、エステやショッピングなど日本からの旅行者も多く、人気の海外旅行先の1つとなっています。そんな韓国で楽しむことができるのがカジノです。韓国では1990年代ごろからカジノが普及し始めました。カジノ法案に揺れている日本よりも早くカジノが普及したことで外国人専用のカジノも増えているので日本から韓国にカジノを楽しみに行くという人も増えています。

 

■チェジュ島やソウル、釜山などが人気のカジノスポット

 

韓国のカジノの中でも数が多く人気のスポットとなっているのがチェジュ島やソウル、釜山などです。日本からの旅行者もこれらの地域に行くことが多いのではないでしょうか。この他にはインチョンやテグ、カンヌンなどにもカジノがあります。

 

▲カジノはホテルの施設内にあることが多い

外国人向けのカジノの多くはホテルの施設内にあり、カジノへの入場料は無料です。ホテルに宿泊しながらカジノを楽しむのが通例となっています。カジノ内では英語や韓国語が基本ですがホテル内にあるということもあり、日本語を話すことができるスタッフが常駐しているカジノもあります。また韓国のカジノは基本24時間365日無休で遊ぶことができます。

 

▲カジノ内の取り扱い通貨はウォンのみ

韓国カジノの通貨は韓国専用通貨のウォンのみです。日本円やドルはカジノ内で両替をするか、両替換金所で両替をしてからカジノに行きましょう。もちろんカジノで獲得したチップもカジノ内でウォンとの交換になります。またチップを購入する際にクレジットカードが利用できますが、購入する際に手数料がかかるのでおすすめできません。

 

■韓国カジノに入場する際のルール

 

韓国でカジノを楽しむために簡単なルールを覚えておきましょう。

 

▲未成年の入場は禁止されている

韓国カジノでは18歳以下の未成年の入場は禁止されています。入場の際にはパスポートで自分の年齢を証明する必要がありますし、未成年でなくても年齢確認ができるものがない場合は入場することができないのでカジノに行く際にはパスポートを持っていくなど注意が必要です。

 

▲厳しいドレスコードはない

ラスベガスなどのカジノでは、セミカジュアルといったドレスコードがあります。Tシャツやジーンズではカジノ内に入ることもできないことも多いのですが、韓国のカジノには厳しいドレスコードはありません。ただし場所によっては露出が多い服装や短パン、サンダルでは入ることができない場合もあるので注意しましょう。

 

▲分煙や禁煙など自由に喫煙することができない

韓国のカジノでは原則として禁煙です。全てのお客さんが気持ちよくプレイをすることができるように分煙になっているたり、喫煙ルームを設けているところがほとんどです。喫煙をしながらゲームを楽しみたいという場合は事前にチェックしておきましょう。

 

■韓国カジノを遊び尽くそう

 

韓国カジノに初めて行くという人は持っていく予算やカジノで遊べるゲームの種類など気になるのではないでしょうか。

 

▲最低掛け金はゲームごとに異なる

韓国カジノに行く際の予算の目安として知っておくと便利なのがゲームの最低掛け金です。ゲームの種類によって掛け金は異なります。例えば、トランプゲームであれば最低掛け金は500円(5000ウォン)、ルーレットは175円(2000ウォン)、スロットなら1枚がけで50円(500ウォン)となっています。為替のレートにもよりますが、数十円から数百円程度から遊ぶことができるようになっています。少額から賭けることができるので10万円もあれば十分遊ぶことができますし、まずはカジノの雰囲気を楽しみたいという場合は1万円程度あれば十分です。

 

▲スロットやバカラが人気の韓国カジノ

韓国カジノでは、ビデオポーカーを含むスロット、バカラ、ブラックジャック、ルーレット、ポーカーやタイサイなどを楽しむことができますが、中でも人気なのがスロットやバカラです。スロットやバカラはカジノ初心者でも簡単に楽しむことができるゲームです。カジノに遊びに行く前に簡単なルールを覚えておくとより楽しむことができます。

 

韓国カジノの人気スポットやルール、予算やゲームの種類などを紹介しました。カジノと聞くとなんだか怖いと感じる人もいるかもしれません。中にはカジノに夢中で置き引きやスリに遭うなどのトラブルもありますが、海外旅行だということを忘れずに気をつけていれば安全に遊ぶことができますし、外国人観光客専用のカジノとなっているので安心してカジノを楽しむことができるようになっています。

海外のカジノは経済発展に貢献しているのか

■海外のカジノの今

 

海外カジノの売上ランキングは

1位マカオ:3兆4,790億円

2位ラスベガス:1兆3,000億円

3位シンガポール:6,000億円

(2015年)

です。

 

カジノやIRの収益を支えているのは海外からの観光客です。ここ数年で中国経済の発展の恩恵を受けたアジア地域のマカオ、シンガポールが台頭し、競争が激化してラスベガスを筆頭に欧米のカジノ・IRの収益は縮小しています。韓国、ベトナム、フィリピンでもIRの開設・開発が進んでいます。

 

新進であるシンガポールの「マリーナベイ・サンズ」「リゾート・ワールド・セントーサ」は成功例といわれています。しかし、運営しているのはアメリカのカジノ運営会社ラスベガス・サンズ、大成功した売上の多くは結局ラスベガスに流れていると思うと複雑です。

 

 

■カジノのもたらす光と闇

 

シンガポールはずっと賭博を禁じてきました。議論の結果、2005年にマリーナベイ・サンズがオープン。そのおかげで約1万人の働き場所ができ、観光客が6割、観光収入も8割増加しました。カジノが生み出す収益がコンベンションセンターといった文化施設の運営を支え、施設使用料金を抑えることで利用率も上がるという好循環を生み出しています。

 

対して、韓国の江原(カンウォン)ランドは、失敗例として取りあげられることが多いIRです。ここは、鉱山の跡地開発で作られた国内で唯一韓国人が入場できるカジノがあるIRで(※)、地域発展の核になると期待されました。

 

※韓国には17カ所のカジノがありますが、韓国の人が入場できるのはここだけです。

 

ソウルから200kmという不便さをカバーするために宿泊施設も充実した統合リゾートをつくったにもかかわらず、蓋を開けてみると入場者の9割以上が自国民で期待していた外国人観光客はほとんど訪れません。

 

雇用が増え、売上も1,000億円を超える効果があり、街は潤ったのですが、今、街で目立つのはカジノ客を当て込んだ質屋ばかりです。カジノに入れ込んだあげく乗ってきた車まで質に入れ、家族からの送金も滞ってホームレスになる人も少なくありません。治安も悪化しています。

 

 

■カジノへの期待と不安

 

IRは日本の地域活性の切り札だという声があります。かつては技術力を誇り、もの作り大国であった日本の衰退を考えると、これからの経済を支えるために観光客誘致の重要性は否めません。それだけに効果の見えやすいIR_カジノに対する期待は大きくなっています。

 

外国人観光客の増加、近隣への波及経済効果、雇用の増加、税収増加、インフラ整備などによる地域活性の起爆剤になるとされ、すでに大阪、東京、沖縄、北海道など30を越える自治体が候補地として声をあげています。

 

反面、ギャンブル依存症の拡大が懸念されています。

 

世界のカジノ市場の規模は18兆円、かなり大きな市場です。しかし、日本のパチンコ市場(※)はそれを上回る23兆円の規模に膨れ上がっています。加えて競馬などの公営ギャンブルも認められていることを考えると、日本はすでにギャンブル大国になっている、といえます。カジノ解禁の前に「ギャンブル依存症の温床になっているパチンコ・スロットをきちんと取り締まらなくてはいけないのではないか」という声も高まっています。

 

※パチンコやスロットは賭博ではないことになっています。景品交換と称して現金を手に入れるのは本来は違法行為ですが、黙認されているのが現実です。

 

テーマパークやアウトレットモールができると雇用は生まれますが、サービス業の若年層を優先する傾向が改善されない限り、若い世代の使い捨ての場になるだけで地域で生涯暮らしていくための基盤にはなりません。

 

経営の中心になるカジノも海外観光客によって収益が大きく左右されることを考えると、決まった数のパイをアジア諸国と取り合うことになるため、後発の日本は地域の特性を活かしたIRづくりで、他との差別化を目指さないといけません。全国に乱立するショッピングモールやアウトレットモールのようなどこに行っても同じで、訪れた人が施設内で娯楽も買い物も食事も宿泊も済ませて帰ってしまうようでは、税収増加や一時的な雇用の促進にはなっても周辺の地域活性には繋がりません。

 

現在、IR法を実施するために義務づけらたカジノ規制やギャンブル依存症対策の議論が続いています。規制と対策に加えて、どうやって日本の独自色を出し、地域の文化を壊すことなく発展させていくのか充分に議論を尽くして欲しいと思います。